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『警視正 椎名啓介』(けいしせい しいなけいすけ)は、たかもちげん原案・やぶうちゆうきによる漫画。 「イブニング」(講談社、第2・4火曜日発売)に、2004年10月より2010年2月まで連載され、同社から単行本全14巻が刊行された。『警察署長』の続編にあたる。 ==概要== 前作『警察署長』では本池上署の署長であった椎名啓介は、堂上の病により警視庁第一方面本部長となる。やぶうちゆうきと高原泉(脚本)による『警察署長』復活連載パートで描かれた、不慮の死を遂げた同僚の高杉大二郎を巡る椎名の過去が提示されたエピソードを膨らませ、副総監八木沢の管理下に置かれた椎名の新境地での活躍に絡める形でストーリーが開始された。 八木沢の背後にいる警察庁官僚・公安上層部は、元朝鮮総督府警察のキャリアである高杉史郎が余命僅かとなった頃、孫の大二郎に北朝鮮に関わる外交機密を託したことを察知していた。それを黙秘した大二郎が謎の組織から謀殺される間際に椎名へ手紙を差し出す。読者の視点から高杉のルーツと椎名の回想の描写により、椎名が抱える重い使命が明らかにされたが、18話あたりで終結を見る。 それ以降は、椎名の居住地で前任地でもある本池上の町を舞台に、青柳署長ら本池上署員や地域住民にアドバイスを与えて事件を解決させたり、防犯力を向上させるという流れで一話完結のエピソードを展開した。これを見た東京都知事が椎名を警察官僚から副知事へと転身させようと目論むが、あえなく頓挫する等の流れもあったが、結局は椎名の役職が替わっただけの前作の世界観に回帰し、高杉に絡むエピソードの続編どころか警視庁第一方面本部の描写が全く無くなる形で作品は完結した。 本池上署では、刑事の前田・交番勤務の中村・小宮といった若手が中心的に活躍するエピソードが割合多く描かれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「警視正 椎名啓介」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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